ヒューヒューする咳や息苦しさを感じたら
早めに受診を

ヒューヒューする咳や息苦しさを感じたら早めに受診を

気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)は、呼吸が苦しくなる慢性疾患です。
気管支喘息は小児や40歳以上の方に多く見られ、アレルギーなどが原因で気道が狭くなり、ヒューヒュー・ゼーゼーという喘鳴や咳が特徴です。一方、COPDは喫煙者や、有毒ガスや粉じんに晒される環境で働く方に多く、喘鳴はないものの息苦しさを引き起こします。
どちらも放置すると症状が悪化し、運動や生活が制限されるようになるため、早めの受診が大切です。当院では、症状に応じて在宅酸素療法や人工呼吸器療法による治療もご相談いただけます。

気管支喘息について

気管支喘息について

気管支喘息は、気管支の慢性的な炎症によって気道が狭くなり、ヒューヒュー・ゼーゼーといった喘鳴、咳、息苦しさなどの症状を引き起こす病気です。アレルギーや喫煙、運動、気候の変化、ストレスなど原因はさまざまで、遺伝的な要因も影響しています。
症状の悪化を防ぐには、環境の整備と適切な治療が欠かせません。早めの受診を心がけ、診察の際には「いつから咳が出ているのか」などの症状の経過を医師に伝えることが重要です。

気管支喘息の
セルフチェック

ヒューヒュー・ゼーゼーとした呼吸音がある
夜間や早朝に咳が出て眠れないことがある
運動後や冷たい空気を吸ったあとに咳が出る
季節の変わり目に咳や息苦しさを感じる
風邪をひくと咳だけが長引く
呼吸がしづらく、胸が苦しくなることがある
喫煙後や掃除でほこりを吸うと咳が出る
家族に喘息やアレルギー疾患の人がいる
子どものころに喘息と診断された
咳止め薬があまり効かない

喘息の検査について

喘息の検査について

喘息は症状の似ている病気が複数あるため、問診や聴診だけでは診断が難しい病気です。適切に診断するために、次のような検査を行います。

  • 胸部レントゲン撮影…肺の状態を確認します

  • 呼吸機能検査…肺の容量や気道がどの程度狭くなっているかを測定します

  • 呼気中の一酸化窒素濃度測定…気道の炎症レベルを測定します

  • 呼吸抵抗測定…気道の空気の流れやすさを調べます

  • 血液検査…アレルギーの有無を調べ、喘息の原因や重症度を判断します

喘息の治療法

喘息の治療法

喘息治療の基本は、吸入ステロイド薬で気道の炎症を抑え、気管支拡張薬や抗アレルギー薬を併用して症状をコントロールすることです。また、アレルゲン免疫療法も有効な治療法の一つであり、アレルゲンを取り除く環境整備も重要です。
これらの治療でも改善が難しい場合には、抗体療法を用いることもあります。一人一人に合った適切な治療と管理により、多くの方が発作を防いで健康的な生活を送ることができます。

COPD(慢性閉塞性
肺疾患)について

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、長年の喫煙や有毒ガスなどの吸入が原因で気道が狭くなり、肺機能が徐々に低下する疾患です。従来は「慢性気管支炎」や「肺気腫」と呼ばれていた呼吸器疾患の総称で、咳や痰、息切れなどの症状があります。
病気が進行すると、呼吸困難が悪化して日常生活に支障をきたすこともあるため、早めの受診が大切です。適切な治療により、病状の進行を抑えて生活の質を向上させることができます。

COPDのセルフチェック

長年にわたる喫煙歴、受動喫煙歴がある
有毒ガスや粉じんの発生する環境で働いている(いた)
日常的に咳や痰が出る
以前より階段や坂道で息切れしやすい
すぐに息苦しくなるため活動量が減った
40歳以上である

※上記の項目はあくまで目安であり、気になる症状があれば迷わず受診してください。

COPDの原因はタバコや有毒なガス

COPDと診断された方の9割以上に喫煙歴があります。最大の原因はタバコとされており、そのほかに有毒ガスや粉じんに晒される職場環境、大気汚染、ウイルス、遺伝的要素などが原因と考えられています。
また、40歳以上で発症することが多く、特にシニアの方に多い疾患です。

COPDの検査について

COPDの検査について

COPDの確定診断には、次のような検査が必要です。

  • 問診…喫煙歴や症状を確認し、COPDのリスクを評価します

  • 呼吸機能検査(スパイロメトリー)…肺活量や息を吐く力を測定します
    ※一気に吐き出したときの肺活量に対し、最初の1秒間に吐き出せる量の割合が70%未満の場合、COPDの可能性が高いと診断されます

  • 肺機能検査…呼吸機能や気道がどの程度狭くなっているかを測定します

  • 胸部レントゲン検査…別の疾患と見分けるために、肺の状態や異常を確認します

  • CT検査…肺の詳細な画像を撮影し、病状の進行具合を評価します

  • 血液検査…酸素や二酸化炭素の濃度、炎症の有無などを調べます

COPDの治療について

COPDの治療について

COPD治療の基本は禁煙であり、進行を防ぐための重要な対策です。あわせて、気管支を広げる「長時間作用型抗コリン吸入薬」や「長時間作用型β2刺激吸入薬」などの薬物療法や、呼吸リハビリテーションを行い、呼吸機能の改善をめざします。
病状が悪化した場合は、酸素吸入が必要になることもあります。当院で酸素吸入が望ましいと診断された方には、高濃度の酸素を供給する「在宅酸素療法」や、身体に溜まった二酸化炭素を取り除く「人工呼吸器療法」をご提供しています。

喘息やCOPDの治療は
谷四かわい内科
クリニックへ

喘息やCOPDの治療は谷四かわい内科クリニックへ

喘息やCOPDが疑われる場合は、呼吸器内科の診療に力を入れている大阪市中央区の「谷四かわい内科クリニック」にご相談ください。
在宅酸素療法を含む治療のご提案や、病気を長期的に管理するためのフォローアップも行っています。当院は大阪メトロ「谷町四丁目駅」から徒歩2分と交通アクセスもよく、通院にも便利です。

気管支喘息・COPD|大阪市中央区で内科・呼吸器内科をお探しの方は【谷四かわい内科クリニック】まで

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