舌下免疫療法
舌下免疫療法でアレルギー性鼻炎を根本から治療する
アレルギー性鼻炎は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が長く続き、日常生活の質を大きく下げてしまう疾患です。
従来の抗ヒスタミン薬や点鼻薬は症状を抑える治療ですが、舌下免疫療法(SLIT:Sublingual Immunotherapy)は、アレルギーの原因そのものに働きかけ、体質改善(根本治療)を目指せる治療法です。
当院では、アレルギー専門医として、医学的根拠に基づいた舌下免疫療法を提供しています。
舌下免疫療法とは?
舌下免疫療法は、アレルゲン(スギ花粉・ダニアレルゲンエキス)を少量ずつ舌の下から体内に取り入れ、免疫を慣らしていく治療です。
毎日ご自宅で内服(舌下保持)でき、注射を使わないため、通院負担が少ないのも特徴です。
対象となる主な疾患
- スギ花粉症
- ダニによる通年性アレルギー性鼻炎
治療開始時期について
舌下免疫療法は、原因アレルゲンによって治療を開始できる時期が異なります。
■ スギ花粉症の舌下免疫療法
スギ花粉の治療薬は、
花粉飛散期(おおよそ1~4月)には開始できません。
これは、花粉飛散期に治療を開始すると、
●安全性が十分に確保できない●副作用が出やすくなる
例:口腔内の腫れ、痒み、耳の痒みなどの副作用が現れることがありますが、多くは一時的なものです。
といった理由があるためです。
👉 スギ花粉症の舌下免疫療法は、花粉が飛散していない5~12月に開始する必要があります。
「来シーズンの花粉症を少しでも楽にしたい」という方は、夏から秋にかけての受診・相談が非常に重要です。
■ ダニによるアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法
一方、ダニの舌下免疫療法は季節を問わず、いつからでも開始可能です。
- 通年性の鼻炎症状がある方
- 季節に関係なく鼻づまり・鼻水が続く方
には、早めの治療開始をおすすめしています。
アレルギー専門医による適切な治療管理
舌下免疫療法は、
- 正確な原因アレルゲンの診断
- 治療適応の判断
- 副作用を含めた安全管理
が非常に重要です。
当院ではアレルギー専門医として、血液検査や既往歴を踏まえ、患者さん一人ひとりに最適な治療計画をご提案しています。
舌下免疫療法は気管支喘息の治療にもつながります
アレルギー性鼻炎と気管支喘息は、「one airway, one disease」という考え方で深く関連しています。
舌下免疫療法によって、
- 上気道(鼻)のアレルギー炎症が改善
- 気道全体のアレルギー反応が抑制
されることで、
👉 気管支喘息の症状安定化や発作予防につながる可能性があります。
呼吸器内科医として、鼻だけでなく「下気道(気管支)」まで含めた総合的な管理を行えることが、当院の大きな強みです。
治療期間・効果について
- 治療期間:3~5年
- 効果実感:数か月~1年で症状軽減を感じる方が多い
- 治療目標:症状の軽減、薬の使用量減少、長期的な体質改善
※効果には個人差があります。
まとめ
舌下免疫療法は、
✔ アレルギー性鼻炎の根本治療を目指せる
✔ スギ花粉は5~12月に開始、ダニは通年開始可能
✔ 気管支喘息のコントロール改善にもつながる
という非常に有効な治療法です。
大阪市中央区で、
呼吸器内科・アレルギー専門医による舌下免疫療法をご希望の方は、
谷四かわい内科クリニックまでお気軽にご相談ください。
患者さん一人ひとりの症状に合わせ、丁寧に診療いたします。

