一般内科
蕁麻疹(じんましん)とは?原因・種類・治療について
皆さん、こんにちは。大阪市中央区の内科「谷四かわい内科クリニック」です。
「突然、皮膚がかゆくなって赤く盛り上がる」
このような症状でお困りではありませんか?
それは蕁麻疹(じんましん)の可能性があります。
蕁麻疹は多くの方が経験する身近な病気ですが、繰り返したり長引いたりする場合には、適切な治療が重要です。
本記事では、蕁麻疹の原因や種類、ガイドラインに基づいた治療について、日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医の立場から解説します。
■ 蕁麻疹とは
蕁麻疹は、皮膚にかゆみを伴う膨らみ(膨疹)が突然現れ、数時間以内に消えることを特徴とする皮膚疾患です。
見た目は蚊に刺されたような赤い腫れで、出たり消えたりを繰り返すことがあります。
■ 蕁麻疹の原因
蕁麻疹の原因はさまざまですが、大きく分けると以下の通りです。
● 特定の原因があるもの
- 食べ物(甲殻類、果物など)
- 薬剤(抗生物質、解熱鎮痛薬など)
- 感染症(風邪など)
- 昆虫刺傷
● 原因がはっきりしないもの
実は蕁麻疹の多くは原因が特定できません。
特に慢性蕁麻疹では原因不明のケースが大半です。
■ 蕁麻疹の種類
● 急性蕁麻疹
発症から6週間以内
原因が比較的はっきりしていることが多い
● 慢性蕁麻疹
6週間以上持続
原因不明のことが多い
■ 誘発性蕁麻疹(物理性蕁麻疹)の種類
特定の刺激によって引き起こされるタイプです。
● 機械性蕁麻疹
皮膚をこするとミミズ腫れのように膨疹が出現
● 寒冷蕁麻疹
冷たい空気や水で発症
● 温熱蕁麻疹
入浴など温かい刺激で発症
● 日光蕁麻疹
日光に当たった部分に出現
● 圧迫蕁麻疹
ベルトや座圧などで遅れて腫れが出る
● 振動蕁麻疹
振動刺激で発症(まれ)
■ コリン性蕁麻疹について
コリン性蕁麻疹は、体温上昇や発汗がきっかけとなるタイプです。
● 原因
- 運動
- 入浴
- ストレス
- 暑さ
● 症状
- 小さな発疹が多数出現
- チクチクしたかゆみ
- 胸・首・体幹に多い
通常は短時間で消失しますが、繰り返すことが多いのが特徴です。
■ 蕁麻疹の治療(ガイドラインに基づく)
蕁麻疹の治療は、症状に応じて段階的に行います。
【Step1】基本治療
・非鎮静性抗ヒスタミン薬(通常量)
▼効果不十分な場合
・増量(最大2倍)
・薬剤変更
・併用
効果不十分な場合、医師の判断により「お薬の変更」や「増量(最大2倍量まで)」を検討します。
※患者様ご自身の判断でお薬を増量しないようご注意ください。
【Step2】追加治療
・H2ブロッカー
・抗ロイコトリエン薬
・トラネキサム酸
・漢方薬 など
※一部は蕁麻疹に対する保険適用がない薬剤もあります
【Step3】難治例
・短期ステロイド内服
・抗IgE抗体(オマリズマブ)※保険適用には条件があります。
・シクロスポリン
【Step4】専門的治療
上記でも改善しない場合に検討
■ 日常生活での注意点
- 疲労やストレスをためない
- アルコール・刺激物を控える
- 温度変化に注意
■ 受診の目安
- 繰り返し症状が出る
- 6週間以上続く
- 薬で改善しない
- 呼吸苦や唇の腫れがある(緊急性あり)
■ 当院での診療について
- 丁寧な問診による原因評価
- ガイドラインに基づく治療
- 生活指導を含めたトータルサポート
患者さん一人ひとりに合わせた無理のない治療をご提案いたします。
■ まとめ
蕁麻疹は身近な病気ですが、慢性化すると生活の質に大きく影響します。
適切な治療を行うことで、多くの場合コントロールが可能です。
繰り返す症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
当院は大阪メトロ「谷町四丁目」駅6番出口から徒歩2分、谷町六丁目駅から徒歩10分、天満橋駅から徒歩12分と交通アクセスもよく、土曜日も診療を行っています。

